慶風がシード校の古豪・箕島に激闘の末、8―7で逆転サヨナラ勝ち

第108回全国高校野球選手権和歌山大会の第5日(2026年7月14日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場(紀三井寺球場)で2回戦3試合が行われました。

慶風がシード校の古豪・箕島に今大会最長の試合時間(2時間46分)におよぶ激闘の末、8―7で逆転サヨナラ勝ち。

■慶風 8 ― 7 箕島

序盤(1〜3回): 1回表に箕島が2点先制、その裏慶風が1点返す。2回、3回にも箕島が加点し4―1。3回裏、慶風は四死球で一、二塁とし、1番・永野の内野安打(俊足を活かして一塁セーフ)で満塁とすると、2番・山本のライトへの適時打と本塁悪送球の間など一挙4点を奪い、5―4と逆転。

中盤(4〜6回): 4回表に箕島が2点を奪い6―5と再逆転。5回裏、慶風は三塁走者の永野が生還できず好機を逃すが、6回裏に岸本が生還(吉田の三振打の間など)して6―6の同点に追いつく。

終盤(9回): 9回表、箕島は慶風の隙を突き、1点を勝ち越して7―6。

9回裏(慶風のサヨナラ劇): 2死二塁から永野が「武蔵、切り替えて。打って返そう」という仲間の声援を受け、一塁手のグラブをはじく安打で出塁し2死満塁へ。ここで主将の2番・元宗竜馬が「自分で決める」と打撃に向かい、泳がされながらもレフト前へ2点適時打を放ち、二塁走者の永野がサヨナラ生還。8―7で試合終了。

■主要選手・監督のコメント

永野武蔵(慶風・3年): 4安打の活躍。一時は勝ち越されたが、仲間や元宗主将のサヨナラ打に救われ、「チームプレーの醍醐味のような試合だった。キャプテンが自分を救ってくれた。感謝の涙です」と語った。

元宗竜馬主将(慶風・3年): サヨナラ打を放ち、「泳いだけど落ちると思って走った。最高の気分です」とコメント。先発投手としても登板。

岸本(慶風): 4回途中から救援登板し、低めのコントロールを武器に最少失点で粘り勝利に貢献。

築出義博監督(慶風): 元宗主将への信頼と、好投した救援の岸本、諦めなかった選手たちを称賛。